杉並区善福寺 M邸

屋根裏収納用のデザイン階段をリビングに新設リフォーム

リフォーム前1階・2階平面図、屋根裏収納

2階の天井裏にはとても広い屋根裏収納(グレー表記)があり、とても重宝しているので残したいとのことですが、現在の屋根裏収納に上がる収納ハシゴは昇降しづらく危ないので、昇降が楽で安全な昇降手段を提案してほしいというご要望です。

リノベーションプラン 平面図 / リビング階段立面図・断面図

右図の上段は階段を正面から、下段は階段の断面図(側面図)です。
切妻屋根の形状を利用して階段を設置し、しっかり階段用の勾配を確保します。

階段を架ける部分は天井裏(空気層)がなくなり断熱性が低下するため、断熱性能が高い断熱材(無機質繊維系断熱材ロックウール)を敷き込みます。

階段を架ける部分の天井裏には梁が架かっていることが現地調査で分かっていて、梁の架け替えが必要のため費用が発生しますが、これは必要不可欠な費用です。
戸建住宅の外壁に面していない柱や梁は余程のことがない限り、撤去もしくは移動できないということはありませんが補強工事に費用が発生します。

収納ハシゴをデザイン階段にリフォーム

リノベーション後リビング

リノベプラン通りにリビングに素敵な階段が新設されて安全な昇降が確保されました。

お客さまは階段と障子との調和を懸念されてましたが、上品に融合してまったく問題ありません。

リノベーション後屋根裏収納

広い屋根裏収納がリフォーム前より、有効的に且つ安全に活用できるようになりました。