リビングに接する和室を撤去、趣味を満喫する空間にリフォーム
リフォーム前平面図

リフォーム前リビング リフォーム前和室


リビングの左に和室があり、いまでは和室はほとんど使用してないそうです。
G様はご自分でも演奏されるぐらいクラシックを聴くのが趣味で、大量のクラシックのLPレコードとCDを所有していて、休日の大半は趣味に費やしているそうです。
私もプランニングするにあたりLPレコードとCDを拝見しましたが、LPレコードは約500枚、CDは1000枚以上あるように見えました。
その大量にあるLPレコードとCDを出し入れしやすいように、きれいに収納したいというご要望です。
またご自分でも大型の弦楽器を演奏するので、低音がお隣の方の迷惑にならないようにと、防音対策を施したいとのご要望もあります。
趣味のクラシックを満喫できるオシャレなリビングにリフォーム
リフォーム平面プラン

防音対策のために右側の壁一面に謝恩ボードを貼り、その上にプラスターボードを重ねて2重貼りにします。
プラン図面の特記に斜線で示した9mmベニアとありますが、これは将来用に手摺が必要になった場合に下地を入れておきます。
リフォーム工事の際に手摺の下地を入れておくことは、将来的に見れば大幅なコストダウンになります。
リフォーム前の洋室2のクローゼットは取ってつけたように出っ張っていて、部屋の形が良くなく使いづらそうなので、洋室2の入口を少し玄関側にずらすことで、収納の折れ戸にも干渉せず、かつ収納も増えて形もフラットでスッキリします。
リビング側のLPレコードとCD収納の扉は3枚連動引き戸を採用して、どの位置のLPレコードやCDも出し入れしやすくします。
また、LPレコードにはLPレコードの、CDにはCDを収納するのに必要な奥行にしてあります。
リフォームプラン リビング・洋室2展開図

右はリビング側のCD収納と洋室2のクローゼットの断面図です。
ちなみにCD収納はよく聴くCDを手前に収納してもらう前後2段になっています。

右はリビング側のLPレコード収納と洋室2の収納の断面図です。
LPレコード収納の〇で囲んだ350とは、1段につき35cmを確保して、余裕をもってLPレコードを収納できるようにするという意味です。
リフォーム後リビング

遮音ボードとプラスターボードを2重貼りにしたリビングの壁は、エコカラットとクロスの組み合わせです。




ご覧のようにキッシリ詰まっています。