杉並区宮前 M邸

取れない構造柱をデザインに使ったリノベーションプラン

動線の悪い独立した台所、狭い洗面脱衣室、広すぎるトイレをリフォーム

リフォーム前1階平面図

2階建て住宅の1階リフォーム前平面図です。
赤で囲んだ柱は構造体のため撤去できないので、壁で隠ぺいするか、露出させてデザインとして活用するかという選択肢になります。

台所へのアプローチはグルっと回ってから入るので、あまりいい動線とは言えませんね。

また台所は独立しているので、いかにも主婦の場所といった昭和のイメージがあり、閉鎖的な空間になっているのがもったいないです。

リフォーム前の洗面室は洗面台と洗濯機を置いたらかなり狭く、非常に窮屈な空間です。

ここはお風呂の脱衣スペースも兼ねているので、余計狭く感じますね。

お客さまは4人家族なの、もっとゆったりした洗面脱衣室があるリノベーションプランが理想的です。

リフォーム前のトイレは奥行も横幅もあり、ほかのところと比べて広すぎる感があります。

また、トイレの前室も意味もなく広くて、非常にもったいないスペースになっています。

これらのもったいないスペースを洗面脱衣室の広さに反映したですね。

リフォーム前の玄関ホールは広くてとても使いやすそうです。

玄関を入って正面がシューズクローク(CL)になっていますが、シューズクロークには土足のままでも行けるようにしたいとのご要望があります。

2方向でアプローチできる動線がいいキッチンとゆったりした洗面脱衣室

リノベーションプラン 1階平面図

リノベーションプラン概要

・玄関の三和土(たたき)を広くして、土足のままシューズクロークにアプローチできるように

・シューズクロークの棚を変則2列型にリフォーム~リフォーム前はコの字型で狭くて使いづらい

・対面式オープンキッチンにして、キッチンへは2方向でアプローチできるように動線の向上

・たくさんの家電品を置ける大きいキッチン背面収納を設置

・キッチンの前に簡単な食事ができるカウンターを設置(お子さま用)

・キッチンのコンロ前にちょっとしたワークスペースカウンターを設置(奥さま用)

・階段下にファイルケース用の収納を設置(奥さま用)

・洗面脱衣室を広くて使いやすい洗面兼ユーティリティースペースにリフォーム

・掃除がしやすくてオシャレな空間のトイレ

・全体的にスムーズな動線に改善

・縁側をガーデンデッキにリフォームして、物入を新設(避難用品や外用雑貨を収納)

最後の「縁側をガーデンデッキにリフォーム」とは、リフォーム前の縁側は木製のため完全に木の色が褪せてしまっていて見た目が悪く、なおかつ縁側の下が空いているため、そこに枯れ葉や土砂が溜まるのがお掃除が大変でなんとか改善したとのご要望です。

縁側をリフォーム前より広いガーデンデッキに変えて、木製ではなくタイル貼りのデッキにするリノベーションプランになっています。

リノベーション後玄関ホール・シューズクローク

正面はシューズクロークで、向かって左側は三和土が続いていて土足のまま、右側は部屋内からアプローチできるようになっています。

シューズクロークの棚は変則2列型で、棚板は全て可動棚なので、2cm刻みで高さを自由に変えられます。

リノベーション後リビングダイニング、キッチン

リビングダイニングの2方向からアプローチ可能なキッチンはとても動線が良く使いやすいはずです。

リノベーション後ユーティリティを兼ねた広い洗面脱衣室

こんなに洗面脱衣室の床面積が広くなりました。

リフォーム前は洗面室には一人しか入れなかったが、洗濯していても洗面台を使えると大変喜んでいただきました。

リノベーション後トイレ

トイレットペーパーを置く棚もこんなにオシャレにしました。

手洗器の排水は人気のボトルトラップを採用して、床がとてもスッキリしています。

便器はフロート式のため、床の掃除がとても楽ちんで衛生的です。

リノベーション後ガーデンデッキ

素敵なガーデンデッキになりました。